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2017/06/17

2017.6.17 大学英語教育学会関西支部大会参加


表記に参加し,以下の発表・講演を聴講しました。

(研究発表)
仁科 恭徳/ NISHINA, Yasunori(神戸学院大学/ Kobe Gakuin University)
ビルボード・コーパスを用いた現代ポップ・ソングの特徴に関して
A Corpus-linguistic View on Pop Songs Based on Billboard Corpus

中西 淳/ NAKANISHI, Atsushi(神戸大学大学院生/ Graduate Student, Kobe University)
縦断的学習者コーパスにみる英語主要品詞の出現パタンの変化
Changes in the Frequency Pattern of Major Parts of Speech Found in Longitudinal Learners Corpus

林 智昭/ HAYASHI, Tomoaki(近畿大学/ Kindai University)
発音から文法へ:言語教育における体系性
From Pronunciation to Grammar: Systematicity in Language Education

(講演)
佐々木 みゆき/ SASAKI, Miyuki(名古屋市立大学/ Nagoya City University)
第二言語ライティング研究最前線:長期的観察に見られるパタンと個人差
Recent Trends in Second Language Writing Research: Systematicity and Individuality in Two Developmental Studies

 ゼミ生でもある中西さんの発表は,よく準備されたもので,無事,JACETデビューを終えることができたのではと思います。
 佐々木先生のご講演では,先生の最新の研究の概要が紹介され,大変刺激的でした。先生は,小魚の群れが,中には数匹違う方向に向かうものがあるものの,全体としては同じ方向に進んでいく様子を示したビデオを上演され,学習者の群としての振る舞いと個の振る舞いの関係を同時にモデル化する必要性を提言されました。当研究室のICNALEプロジェクトもまさに同様の方向性を狙ったものであったことに,ご講演を通して,改めて気づかされました。