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2017/06/21

2017.6.21 学内ピアレビューでの授業公開

神戸大学国際教養教育院「平成29年度前期ピアレビュー(授業参観)」

表記において共通教育英語科目(English Communication)の授業公開を行い,学内の評価・FD委員会の先生方の視察を受けました。あわせて,6/19(月)および本日の2つの授業を研究室主催の授業公開とし,本学附属中等教育学校の先生方,および,大学院国際文化学研究科で石川が担当している応用言語学クラスの受講生に公開しました。

本時の授業は以下の流れで行いました。


見学者が大勢入りましたが,学生諸君は,いつも通り,落ち着いて,良い学びをしてくれたように思います。


2017/06/18

2017.6.18 大学英語教育学会社員総会・理事会参加

旺文社会議室(@神楽坂)で開催された表記の会に参加しました。

はじめに,社員総会があり,次期事業年度の人事が承認されました。石川は,支部選出理事として,JACET賞運営委員会業務を分掌することとなりました。

初仕事は8月の国際大会での各賞授与となります。JACETでは,長年国際交流の仕事をしてきましたが,新しい仕事についても早く覚えてこなせるようになりたいと思います。

2017/06/17

2017.6.17 大学英語教育学会関西支部大会参加


表記に参加し,以下の発表・講演を聴講しました。

(研究発表)
仁科 恭徳/ NISHINA, Yasunori(神戸学院大学/ Kobe Gakuin University)
ビルボード・コーパスを用いた現代ポップ・ソングの特徴に関して
A Corpus-linguistic View on Pop Songs Based on Billboard Corpus

中西 淳/ NAKANISHI, Atsushi(神戸大学大学院生/ Graduate Student, Kobe University)
縦断的学習者コーパスにみる英語主要品詞の出現パタンの変化
Changes in the Frequency Pattern of Major Parts of Speech Found in Longitudinal Learners Corpus

林 智昭/ HAYASHI, Tomoaki(近畿大学/ Kindai University)
発音から文法へ:言語教育における体系性
From Pronunciation to Grammar: Systematicity in Language Education

(講演)
佐々木 みゆき/ SASAKI, Miyuki(名古屋市立大学/ Nagoya City University)
第二言語ライティング研究最前線:長期的観察に見られるパタンと個人差
Recent Trends in Second Language Writing Research: Systematicity and Individuality in Two Developmental Studies

 ゼミ生でもある中西さんの発表は,よく準備されたもので,無事,JACETデビューを終えることができたのではと思います。
 佐々木先生のご講演では,先生の最新の研究の概要が紹介され,大変刺激的でした。先生は,小魚の群れが,中には数匹違う方向に向かうものがあるものの,全体としては同じ方向に進んでいく様子を示したビデオを上演され,学習者の群としての振る舞いと個の振る舞いの関係を同時にモデル化する必要性を提言されました。当研究室のICNALEプロジェクトもまさに同様の方向性を狙ったものであったことに,ご講演を通して,改めて気づかされました。

2017/06/15

2017.6.15 麗澤大学学習者コーパス研究会参加

表記の研究会に参加しました。

Reitaku University Linguistic Research Center (LinC) Workshop
"Theory and Practice in Learner Corpora Studies"

Date: 15:00-16:30, June 15. 2017
Venue: Seminar Room 1a (2nd Floor, Lifelong Education Plaza Building (生涯教育プラザ棟), Reitaku University)

Program:
Andrew N. Struc (Associate Professor, Reitaku University) "Learner Corpus Studies Investigating Crosslinguistic Transfer of Loanwords"

Dr. Jarmo H. Jantunen (Professor, University of Jyväskylä, Finland) "ICLFI Corpus and Annotation of Morphologically Rich Learner Language"

Shoju Chiba (Professor, Reitaku University) "Developing a Learner Corpus of Japanese Learners of Finnish: a Prospectus"

Struc先生は,麗澤大学で構築している日本人学生の英作文コーパス(descriptive+argumentative。一部,同一学生の経年データを含む)を用い,外来語となっている英単語の使用状況を調べた結果,スペルミス(*conbinience)や用法ミス(*go to shopping)が多かったというご報告でした。

Jantunen先生は,フィンランド語学習者による様々なテキストタイプの作文を集めたICLFIを分析し,キーワード,キータグなどを調べ,とくに習熟度マーカーとなるものを探した結果を報告されました。初級者は名詞や動詞基本形の多用によって,上級者は所有格や受動態の使用によって特徴づけられるという結果は英語学習者の場合とも同等で教務深くうかがいました。また,キーワードを,1)トピック関連キーワード,2)ジャンル関連キーワード,3)学習者作文キーワードに区分する立場を示しておられましたが,これは参考になる枠組みです。

Chiba先生は日本人のフィンランド語学習者作文(50本程度)を集め,4段階の言語学的なタグ(morphological/ syntactic/ pragmatic/ semantic)を付与するプロジェクトについて報告されました。small but richは,学習者コーパスが目指すべき1つの方向であり,大変興味深く伺った次第です。


石川研究室で構築中のICNALEとの関係で言うと,エラータグのフレームワークの立て方,スペルミスのコーディング,言語学的な解析情報付与などの点で参考になる部分が多い研究会でした。


2017/06/13

2017.6.13 兵庫県立西宮北高校 特別講義

2017年6月13日
兵庫県立西宮北高等学校 社会探究類型「コミュニケーション英語Ⅱ」 特別講義
石川慎一郎(神戸大)「子供に教えて自分も学ぶ:小学校英語出前授業の成功のために」

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西宮北高校では,高校生が小学校に英語の出前授業に行く面白い実践をやっておられ,私は,3年ほど前からこのプロジェクトのお手伝いをしています。

2017年度の初回講義となる今回の授業では,過去の先輩たちの出前授業の様子を写真等で見てもらい,授業改善のヒントを生徒さん自身に考えてもらうワークショップを行いました。

今年の実践では,訪問時期がクリスマスということもあり,昨年同様クリスマスソングを素材にする予定です。


ただ歌うだけでは,学びにつながりませんので,一例として,歌の中に出てくる重要な音素の中からなにか1個を取り上げて,ゲームを組み込んだ楽しい発音のトレーニングを行い,「発音がちょっとよくなったので英語のクリスマスソングが前よりうまく歌えるようになった!」という成功体験を小学生に味わってもらうのはどうか,と提案しました。

実はこの実践,高校生の側にも大きな変化が生じます。まさに「教えることは学ぶこと」。小学生にうまく教えようと思うと,自分自身が発音の仕組みを理解し,かつ上手にそれができる必要があります。つまり,これから本番までの準備の6か月が,高校生にとっても自分の英語学習を見つめ直す良い機会になるわけです。先輩たちと同じく,今年も北高生は頑張りを見せてくれることでしょう。



2017.6.13 石川研究室実験被験者の皆様へ

科研プロジェクト言語実験アルバイト参加者の皆様へ(実験の事前注意とお願い)

実験予定(6月22日PM 6:00現在)
※金曜1400スタートのスロットは,10分遅れて,1410スタートに変更されています。

1.実験場所
国際文化学研究科 D棟(CALLの語学教室のある北端の建物)6階 D612石川研究室

2.当日の所持物
下記をダウンロードして必要事項を記入・捺印の上,TOEIC/TOEFLスコアレポートコピー,学生証コピーとともに,当日持参ください。印鑑も要必携。
承諾書・領収書

3. 当日の注意
日頃,眼鏡とコンタクトを使い分けておられる方,実験の日は,可能な限り,コンタクトでおいでください

4.集合
実験時間の3分ほど前に,研究室においでください。ノックしてください。(あまり早く来られると不在または前の方の実験中の場合があります。3分前ぴったりでお願いします)

5.流れ
以下の流れでインタビューを行います。所用時間は30分程度。書類の提出,謝金支払い手続きなど含めて最大40分程度です。

A:軽いやりとり
B:テーマ1について,絵を見て説明・その後内容についてやりとり
C:テーマ1について,役割を決めてやりとり
D:テーマ2について,絵を見て説明・その後内容についてやりとり
E:テーマ2について,役割を決めてやりとり
F:仕上げのやりとり

積極的にたくさん話してくださるようお願いします。

6.実験内容の守秘義務
参加者全員が,まったく事前知識のない状態で発話していただく必要があります。そのため,インタビューについて,どのような内容であったか,他の人に伝えることは禁止されています。参加者は必ず順守ください。

7.キャンセル
基本的にキャンセルはできません。病気などのやむを得ない事情の場合は,前日夜9時までにメイルで連絡してください。皆さんのインタビューに備え,時間と準備を整えてセッティングをしていますので,当日のキャンセルや,ノーショー(連絡なしのすっぽかし)は絶対におやめください。

2017/06/10

2017.6.10 日英言語文化学会参加

表記年次大会と理事会・評議員会に参加しました。

下記の発表・講演を聴講しました。

講演
日野信行(大阪大学大学院教授)「国際英語の学び:多文化共生をめざして」

発表
根本貴行(東京家政大学准教授) 「母語獲得における経済性の原理と混ぜ操作」

堀部秀雄(広島工業大学教授)
 「〈甘え〉を英語でどういうか? 日本文学の翻訳作品に基づく一考察」

シンポジウム
「世界の言語文化事情 ( 2 ) -共生社会実現を視野に入れた言語理解教育-」
柿原武史(関西学院大学教授)「スペインの言語文化について」
山下誠(神奈川県立大師高等学校教諭)「韓国の言語文化について」 


※日頃から自分の英語授業のお手本とさせていただいている日野先生のご講演をはじめ,いずれも非常に興味深い内容でした。とくにシンポジウムは,ふだん聞けない分野のお話で,非常に面白くうかがいました。英語の研究者は英語の世界に引きこもりがちですが,他の言語の研究者と積極的に交流することで,新しいブレイクスルーが得られる気がします。山下講師は,最近の高校生の中に,歴史や社会から入るのではなく,ストレートにポップカルチャーから入って韓国文化に「はまり」,その勢いで朝鮮語もマスターしてしまう,過去にない,まったく新しいタイプの若者が出てきたことを報告しておられました。講師もおっしゃるように,こういう世代が積み重なっていくことの重要性を感じます。